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コラム

ダウン症は自閉症と合併しやすい?その理由や特徴を解説

ダウン症は染色体の突変異によって起こる疾患ですが、自閉症と合併しやすいという特徴もあります。もともとは全く違う病気なのですが、なぜ合併しやすいのか?ということが気になりますよね。

うちの子はダウン症だけれども、将来的に自閉症(自閉スペクトラム症)になってしまうのか?という不安を持っている親御さんもいるかもしれません。
中には、ダウン症の人は必ず自閉症になってしまうといった間違った印象を持っている人もいるかもしれません。

そこで、ダウン症や自閉症の原因や特徴、それぞれの違いや合併しやすい理由について、お話ししていきましょう。

ダウン症は自閉症と合併しやすい?その理由や特徴を解説

ダウン症と自閉症は合併する?原因は?

ダウン症と自閉症は合併しやすいといわれていますが、必ず自閉症を合併するということではありません。しかし、健常者が自閉症を発症する確率が2~5%であることに対して、ダウン症の人が自閉症になる確率は、8~18%といわれています。

かなり高いことが分かりますし、自閉症を合併しやすいということも分かるでしょう。また男女比では、ダウン症の場合、男性の方が女性よりも診断される可能性が4倍ともいわれています。

注意しなければならないのは、自閉症は医師が診断するまで確定されないことなので、ダウン症だけにとらわれて気づいていない人もいることです。つまり、実際には、ダウン症の人で自閉症を合併している人の数は、もっと多いかもしれないのです。

では、ダウン症の人が自閉症を合併しやすい原因ですが、これは自閉症が先天的に脳機能の障害がある人がかかりやすいことが関係しています。ダウン症の人は、先天的に脳機能の障害が起こりやすいことから、同じような原因として自閉症を合併しやすいのです。

ただし、根本的な原因はまだ解明されていません。遺伝的に自閉症の因子を持っていると、ダウン症でなくても自閉症の症状が出ますし、ダウン症だからといって必ず自閉症になるということもありません。

ダウン症で自閉症を合併している可能性がある場合

では、ダウン症で自閉症を合併している可能性は、どうやって判断するのでしょうか。

コミュニケーションがうまくとれない

本来ダウン症の子供というのは、コミュニケーション能力に長けていて、社交性も高い傾向にあります。しかし、周りの人や物事に無関心で、無気力なケースは、自閉症を合併しやすいまたは合併しているという可能性が高いです。

同じ行動や言葉を繰り返している

ダウン症の子供は、言葉の発達がやや遅いため、うまく話をすることが苦手なケースがあります。ですが、意味もなく同じ言葉を繰り返す、同じおもちゃで遊び続けるなど、他に目を向けなくなる場合には、自閉症になりやすいといわれています。

もちろん1つのことに集中するということは、ダウン症の1つの特性でもあり、悪いことではないのですが、あまりにも続く場合には自閉症を疑った方がいいかもしれません。

感情のコントロールが難しい

ダウン症の子供は、自分の意思をうまく使えられないときに、感情的になることがありますが、自閉症を合併しているとその頻度が高くなります。情緒が不安定になり、いきなり奇声を上げる、理由もなく泣いたり笑ったりする、暴れだすなど、行動に落ち着きがなくなります。中には自傷行為をしてしまうケースもあるので、注意が必要です。

ダウン症と自閉症の原因や特徴

ダウン症と自閉症の原因や特徴を、簡単にお話ししましょう。

ダウン症の原因と特徴

ダウン症は、染色体の突然変異によって起こる疾患です。21番目の染色体の数が3本で、このことが心身の発達に大きな支障をきたします。

特徴としては、顔つきが独特(目が離れていて吊り上がっている・鼻が低い・耳が離れているなど)で、身長が低く肥満傾向にあります。また、糖尿病などの病気を合併することがあり、脳機能や消化器官にも何らかの異常をきたすこともあります。

精神的な発達にもやや遅れがあり、知能指数は検証者の半分くらいといわれています。ただし、早い段階でしっかりと関わっていれば、社会に出ることが可能ですし、軽度の場合にはほとんどダウン症だと気づかれずに生活している人もいます。

自閉症の原因や特徴

自閉症は、生まれつきの脳機能の異常が原因といわれ、発達段階の障害であって、疾患とは別のとらえ方をされています。病気ではないので、対処法で薬を用いることはあっても、完治させることはできません。

特徴としては、表情が乏しい、周りに無関心、独り言が多くおうむ返しが目立つ、触られることを嫌う、視線が合わない・合っても共感しないなどが挙げられます。身体症状としては、腹痛や頭痛を訴える、食欲が急になくなる、チック症状(運動や音声の繰り返し)が出るという特徴があります。

ダウン症と自閉症の違い

ダウン症と自閉症は、原因と特徴から考えても、症状に似ているところはあるものの、根本的には全く違いものと考えられます。ただ、ダウン症の人が、精神的なストレスなどから、自閉症を合併しやすいことは明らかですし、万が一合併している場合には、早めに対応をしなければなりません。

もちろんダウン症の人が、必ず自閉症を合併してしまうわけではありませんし、自閉症だからダウン症なのだという認識も間違っています。症状などを見極めておくことが重要といえるでしょう。

まとめ

ダウン症と自閉症、どちらも周りの対応次第で本人の精神的な落ち着きを維持できるといえますし、自分らしい生活を送ることも可能です。症状を理解して、少しでもおかしいと思うところがあれば、早めに医師の診察を受けることが肝要ではないでしょうか。

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